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自転車に乗るようなもの、か

本日小学算国、中3、中2理社オプション。

 

中3英語はprogram2の本文解説の続き。

 

次回でラスト。

 

中3数学は展開や因数分解を利用した計算について。

 

ちょっとした計算の工夫、ということになるのだが、その工夫のしかたを細かくていねいに教えてしまっても面白くない。

 

ポイントとしては教えるが、実際に工夫しながら計算するのは生徒自身が考えながら進めていくようにした。

 

案の定、すいすい進むとまではいかない。

 

工夫して式を変形したものの、そのあとにもとの式に戻してしまって工夫が水の泡、という生徒もいた。

 

別の角度からつけ加えれば、こうしたところは公式を単純に丸暗記しただけの生徒はペンが止まることが多い。

 

式をどう使えばいいか、その式をどう見立てればいいか、どうやって数字を入れていけばいいか、勘どころがうまく掴めなくなってしまうのだ。

 

そういうふうにはならないように気を配って教えているつもりだが、全ての生徒がうまく乗ってくれるわけでもない。

 

数学の公式は、自転車に乗るようなものだ。

 

自転車の乗り方を丸暗記してから乗ろうという人はいない。

 

ある程度の理屈、方法を知って、あとは実際に使えるようになるまで、転びながら練習する。そうやって自転車の乗り方を身につけたはずだ。

 

数学の公式だって、その理屈や成り立ち、基本的な使い方を知り、何度も問題を解きながら使えるように身につけていく。

 

基本的な乗り方を身につけた後は、くねくね曲がった道やでこぼこした道の乗り方を、実際に乗って自分のものとしていくはずで、数学ならば応用問題でも公式が使えるようにしていくことにあたるだろう。

 

スピードを上げて走れるようにしていくこともあろう。

 

やがて手放し運転や一輪走行のような高度な技術を身につける者も出るだろうし、長距離が走れるように適応していく者もでるだろう。

 

最初から応用ばかりができるわけではない。それは数学でも言えること。

 

まとまらなくなって話がそれそうなので、このくらいにしておこうか。今日生徒たちにはそんな話をしたのだ。

 

 

author:おかじま, category:塾その日その日, 23:01
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