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きついこととわかっていても
 このブログには書いたかどうか忘れてしまったが、僕は生まれつき心臓が悪かった。

高校1年生の時に手術をしたのだが、それまでは年に2回、手術後は成人するまで年に1回検査のために今のさいたま市にある病院に行っていた。

今もそうだが、僕は太り気味で、心臓のためには余分な脂肪がつくのは良くない。

検査に行くと先生にそのことを毎回言われていた。

担当してくれている先生は二人いて、そのうちの1人は優しく、あまりきついことは言わない。

もう1人の先生はずばずばきついことを言ってくる。

最初の頃は自分も子供だったし、怒られに行くようなものだったから、きつい先生にあたるのはいやだった。

でも、成長するにつれ、中学生になった頃からは、むしろそのきつい先生のことを信頼するようになっていた。

包み隠さず本当のことをきちんと伝えてくれていると感じるようになっていたのだ。

今になれば、すべて本当のことを伝えてくれていたわけではないと思うのだが、中学生の自分にとってはそう実感していた。

僕が今、生徒やお家の方に接するときの考え方のベースはこういう体験にある。

きついことでも言わなければならないことは言うようにしている。

生徒にすればショックを受けることもあるだろう。

お家の方にすれば若蔵が生意気なことを、と感じることもあるだろう。(もう若くない?)

それでも、すべてが本音でないにしろ、きちんと伝えるべきことは伝えるようにして、そこから生まれるお互いの信頼感を大事にしたいと思っている。

誠実に向き合うこと。お互いが敬意を払える関係にあること。

この部分においては相手が生徒であってもお家の方であっても関係はないと思っている。





大学生になって、病院に検診に行った。やさしい方の先生は別のところに移っていて、きついことを言う先生にラグビーを始めたことをおそるおそる言った。

「ラグビーか。いいのを始めたな。きついスポーツだけど体に気をつけてがんばるんだぞ」

そうにっこり笑って言ってくれた。

その顔は今でも忘れられない。

author:おかじま, category:つたえたいこと, 23:25
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