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日々勉強し続けるためのノルマ
 「彼」は勉強を進めるにあたって、まずは一日のノルマを各教科で決めていった。

一冊の問題集で、例えば1か月で終わらせるべきだと考えたときに、一日何ページ、あるいは一日何問、もしくは1日に何項目ずつ進めればいいか、総ページ(問題・項目)数を日数で割って算出していた。

しかも一日にこなす量を少なめにしておき、うまく行かないこともあるだろうと予備日も設けつつノルマを決めていく。

そして、そのノルマが早く終われば、その日の勉強はやめてしまうし、終わらなければ一日の勉強時間を5時間を限度(高校受験時は)にしていたので、その時点で勉強をストップしてしまう。

端から見れば中途半端に見えることもあるのだが、「彼」自身の中では考え方は貫かれていて、やるべきことはやるし、無理は絶対にしない、と言うのが口癖だった。

実際に勉強を進めると、この「やるべきことはやる」というのが意外にしんどい。

受験勉強は毎日勉強し続けるので、「やるべきことをやる」を毎日ほとんど例外もなく続けることが難しいのだ。

だから「彼」は一日のノルマは軽めに設定しておくし、無理は絶対にしないというのだ。

毎日毎日、同じようなリズムで、勉強を積み重ねていく。

これはある意味「狂気」のようなものなのかもしれない。

ぱっと見ではわからないが、確実に「彼」の中に存在する。

プライドとか、奢りとか、そういったものも感じさせないが、「彼」は自分の勉強のレベルをそうやって高みにたどり着かせていった。
author:おかじま, category:ある卒塾生の「勉強法」覚書, 22:58
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