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うり、な

本日夏期講習は中3の8日目、夜に中1・2のターム8。

 

夜、生徒たちが勉強に励む姿を見ながら思い出したことがある。

 

以前にも記事にしたことがあるかもしれない。

 

 

 

 

あるとき、入塾の問い合わせがあって、母親が塾に来た。

 

塾について軽く説明したあと、教室の中を見せてほしいと言う。

 

こういうリクエストは、実は珍しい。

 

珍しいが断る理由も隠すこともないので、自由に塾内を見てもらった。教室だけでなく、トイレなども見ていた記憶がある。

 

ひとしきり見終わって、その母親は私に尋ねた。

 

「この塾の『売り』って何ですか」と。

 

こうした質問は全く初めてだったので、答えるのが難しかった。

 

しばらく考えた後、私はこう答えた。

 

「うちの塾の『売り』は、通っている生徒がまじめに勉強に取り組むことです」

 

すると、その母親は「ふん」と鼻で笑った。

 

まちがったことを言ったのだろうか。鼻で笑われるようなおかしなことを言ったのだろうか。

 

この、鼻で笑われた一瞬のことが今でも頭にこびりついて離れない。

 

塾の『売り』とは何なのか。

 

○○メソッドとか××システムとか、そういう歯切れのいいもの(?)があれば良かったのかもしれない。

 

ただ、『売り』は?と問われて、一瞬答えに詰まったものの、最初に私の頭に浮かんだのは塾生たちの顔、勉強している塾生たちの姿だった。

 

確かに塾生たちは塾の商品ではない。

 

だが、岡島学習塾は生徒たちがまじめに勉強に取り組み成長しようとする場所だ。

 

何なのだろう。

 

残り続ける、くすぶり続けるこの違和感は。

 

ただ単に、鼻で笑われたことが私は悔しかったのだろうか。

 

「売り」となるものを即答できなかった自分の未熟さを恥じているのだろうか。

 

わからない。

 

author:おかじま, category:塾のこと・考えること, 21:53
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