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不定詞に入る、の巻

本日小学算国、中2、高校生。夏期講習は中3の4日目。

 

中2英語はprogram6の文法解説。不定詞の導入から名詞的用法まで。

 

今年は不定詞の導入の解説をがらっと変えてみた。

 

名詞的用法、副詞的用法、形容詞的用法、と最初から細かく分けて教えていっても、結局不定詞ってのはどういうことなんだろうと生徒たちはなかなか納得していないように感じていた。

 

スポーツのコーチング(に限らないが)には分習法と全習法という考え方がある。実際に起きうる場面を切り取って、その場面ごとに習得させて最後に全体的に通す分習法と、試合全体をイメージさせて試合と同じような構造の中で学ばせていく全習法と言ったらいいだろうか。

 

今回は分習ではなく全習的に、まず不定詞をざっくり全体的にとらえられるように説明するところからスタートしてみた。

 

ざっくりとはいえ、根本のところは外してはいけない。ざっくりと言ってわかりやすさを求めて文法事項の根本の部分を外したり都合良く変えたりしてしまう指導というのは案外多い。

 

教える側が、教えるべき事柄と範囲をきっちり把握し、その把握する過程の中で生徒たちが理解しやすいように指導の道筋を立てていくことが授業の準備段階となる。

 

そのときに教える側が把握するべきことをずらしていたり、授業の立案のときにわかりやすさを優先しすぎたりすると、実際の授業はうまくいっているように見えて実は表面的にそっとなでて終わりになってしまうことになる。

 

説明するほうは犬の姿をみせたいのに、説明された側は背中をなでた感触で猫の姿を見たつもりになっている。

 

今日の不定詞の導入は、実はそこまで念入りに準備をしたのではなく、授業に入って生徒たちに向き合って初めて説明の道筋が見えてきたようなものだ。

 

もちろん今日の授業に至るまではいろいろ考えていたのも事実。

 

だが、具体的にぽんと授業の形式で自分の中に落とし込まれたのは授業開始のまさにそのときだった。

 

こういうときは自分の中に落とし込まれた、ほぼそのままに授業が動いたときに「はまった」感じが出る。

 

おそらく今日の授業では、猫の背中をなでた生徒はいなかったはずだ。

 

ただ、説明した人間が思っているのと同じ犬が生徒たちに見えているかどうかは今後の授業の行く末でわかるはずだ。

 

 

 

author:おかじま, category:塾その日その日, 23:09
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