- テスト前日はさすがに
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2011.11.30 Wednesday本日小6、中1。中1英語はprogram8の基本文チェック。次回は基本文テストを実施した後にLet's Communicateに取り組む予定。中3の理社オプションは、花園中以外は通常の進行に戻った。花園中の生徒たちは明日から定期テストなので、理科と社会という枠は取っ払って各自が希望する科目に取り組んだ。そうなるともう今日は5科目すべてに対応。分詞の形容詞的用法が来れば、三権分立もやってくる。かと思えば漢詩がやってきて、さらに円周角がやってくる。これまたイオンやら星の動きまで加わって、国連やらなんやらまで解説。ふいーっ。テスト前日なので、さすがに間違いや、ゼロから説明すべきことがなかったのは幸い。うちの塾のような形態では、こういうことは珍しい。しかも50分の一コマの間で5科目対応はアラフォーのおっさんの頭にはなかなか刺激が強うございました…。ん?いま年齢に関することをいってしまったか?いつもは「今何歳?」「野菜」「お茶の子さいさい」とか答えているのに…。
- 文法事項はあともうひといき
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2011.11.29 Tuesday本日小5、中3。中3英語は関係代名詞の目的格の解説。前回の続き。次回で文法事項はすべて解説が終わる。まあ、中3のこの時期だから、何らかの節目のようなものがあれば、だいたい「最後の」という言葉がつくわけだが、次回が最後の文法解説となる。あともうひといきだ。そう考えると今年の中3は、英語に関してはAクラスもBクラスも両方で同じレベルのプリントを使って解説することができた。みんなよく頑張ったんだなあ。どうしても下位クラスで易しくしたプリントを使わなければならない学年があるのだが、今年の中3はしっかり勉強してくれたということだろう。英語という科目の成績は、こちらの解説によるのではなく、個人個人が勉強をどれだけしっかりやり続けるかによるのだから。もちろん、個別具体的に見ていけば、英語が得意な生徒も苦手な生徒もいることはいる。全員を英語が得意にできれば本当はいいが、なかなかね、これは難しい。でも、今年の中3は授業の盛り上がりもよく、音読もしっかり声が出ているし、よく頑張った。あ、あたえりまえだけど、まだ「最後の」英語の授業ではないから、ほめるのもほどほどにしておこう。お楽しみはこれからだ。
- 自分なりに工夫
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2011.11.28 Monday本日小6英語、中2。小6英語は前回話したことが伝わってくれたのか、宿題以外に間違い直しや復習などを自分なりに工夫してやってきた生徒が多かった。この「自分なりに工夫」というのはくせ者で、楽をする言い訳に使われることも多い。今回の「自分なりに工夫」は、楽に逃げるということではなく、自分の力がつくような工夫をすることができた生徒が多かったのは感心した。これからも続けられるといい。中学生になってからも好影響だ。中2英語はprogram8-2の本文解説。例年この時期くらいから、メインの文法事項以外にも、復習を兼ねながら文法事項や語句の確認をしているので進むペースはあえて落としている。そうやってていねいに解説した英文を繰り返し音読していくことで力がつく。定期テストの結果がわかった学校も出てきた。これからテストの学校もある。今回の中2の定期テスト対策、特に英語は、しっかり取り組めた生徒とそうでない生徒との差がくっきり出たと思っている。結果がすべてわかってからでは後出しじゃんけんみたいなので今言っておく。解答を丸写し、あるいはばれないように細工して解答を写してある者は問題外。自分できちんと解いて丸付けをして、復習の練習をしてきた生徒の中での差だ。復習しろといわれてただ正解を書き殴ってくるようなものと、復習をするときに自分なりに工夫して勉強してくるものでは、やはり大きく差が開く。課題をこなせばこなすほど差は開いてしまう。ここでも「自分なりに工夫」が効いてくる。定期テストというターゲットがあるときに、問題を解くと自分の弱点がはっきりする。その弱点をどうやって克服するか。定期テストというターゲットに向かって、そこでいい結果が出るような力をつけるために工夫する。そのときに自分にとって多少きついことでも乗り越えようとする。学力というものはそうしてついてくる。楽をする言い訳としての工夫か、自分の力を伸ばすための選択としての工夫か。そこには差がくっきり表れるのだ。
- 「仕上げる」という感覚
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2011.11.27 Sunday今日も午後から花園中、藤沢中、寄居中、川本中対象の定期テスト対策理社演習会。昨日に引き続き、私は北川先生とともに3年生の教室に入った。昨日はなかなか仕上がっていると記事に書いた。しかし今日になって、苦手な科目に入った生徒が多かったようで、間違った問題を教えたり、質問に答えたりする回数が増えた。そうなれば、今度は生徒による仕上がりの差が見えてくる。成績の上位層と下位層の差はこの「仕上げる」という感覚の差にある。普段の授業ではあまりぱっとしない感じでも(失礼!)、テスト直前の様子を見るとしっかり仕上げている生徒はやはり定期テストの結果は上位に食い込む。普段の授業では先述の生徒と同じようでも、テスト前も「仕上げる」感覚が薄い生徒はテストの結果も下位に沈む。おそらく多少の差はあれ、「テスト勉強しっかりやったよ」という感触は自分の中にあるだろう。だが、「仕上げる」感覚が薄い生徒は「しっかり」というレベルも低くなる。「仕上げる」感覚を濃く強く持っている生徒は、自分の中の基準が高いのだ。自分に要求する自分自身の基準が高いので、自然と「しっかり」というレベルも高くなるし、テスト勉強もきっちり結果が出るように仕上げてくる。自分の「外」が要求するのではなく「内」が結果に期待している状況だ。自ずと勉強の量も増えるし、そうなれば勉強の質も高くなる。そういうものだ。もう一歩進めるとなると、今度は「仕上げる」感覚をおそれるようになる。「テスト勉強をやりきった」という満足感をおそれるのだ。とことんまで勉強し尽くす感覚になる。こういう勉強をする生徒は、100点を取るためには120点を取るつもりで勉強するなんておかしなことは言わない。100点は100点で単なる結果だととらえるのだ。この境地まで達する者はほとんどいない。今までの卒塾生も含めて考えても、1人くらいしかいない。あまりこんな生徒が大勢いても怖いといえば怖いが…。
- けっこう気をつかっているんだなあ
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2011.11.26 Saturday本日中1。中1英語はprogram8の本文解説が終了。次回は基本文チェック。少し時間が余ったので、program7、6とさかのぼって本文を音読しておさらいもできた。岡部中以外は来週がテストだからがんばってほしい。午後は花園中、藤沢中、寄居中、川本中対象の定期テスト対策理社演習会。今回、私は北川先生と中3の教室に入った。さすが3年生とでもいうべきか、普段の理社オプションで勉強している生徒が多いからとでも言うべきか、理科も社会もかなり仕上がっている感じだ。今日尾も白かったおもしろかったのは、並ぶ順番やらなんやらをそれなりに気を遣いながらやっていること。ゆずりあったり、立ち上がるのが同時にならないように見回していたり、同時に立っちゃったら、何気なく座ってみたり、空気を読むと言っていいのかなんというか。まあ、そんな中で、我関せずという感じで突き進む生徒がいてさらにおもしろい。思わず笑ってしまいそう。まあ、明日もあるからね。明日もがんばろうか!
- 中3にとっては最後のテスト対策
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2011.11.25 Friday本日小6、中3。小6は水曜が祝日のためお休みだったので、なんだか久ししぶりの気分。送迎の時間もすっかり暗くなってきた。中3英語はprogram8の文法解説。目的格の関係代名詞について。ほとんどの生徒が関係代名詞を含む英文を日本語にすることがスムーズにできるようになってきた。後もう2回ですべての文法項目を学習し終える。定期テスト対策も今日花園中の配布したものが最後となる。岡島学習塾の定期テスト対策の課題は各科目とも分量が多いので、生徒たちにとってはしんどい課題だ。それでも付け焼き刃ではなく、定期テスト対策を通してしっかりと実力を養ってほしいという考えのもとでやっている。そうやって力をつけているから、北辰テストなどで対策授業や過去問などというそれこそ付け焼き刃の対応をせずにすんでいる面があるのだ。今年の中3もここまでがんばってきた。この定期テストを乗り越えた後はひたすら入試の世界を全力で走り抜ける。
- 話に小ネタを織り交ぜて
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2011.11.24 Thursday本日小5、中2。中2英語はprogram8の単語テストを実施してから本文解説へ。今日やった単元には「日本人がソフトテニスを考案した」という内容の文が出てくる。明治時代の後半に、硬式テニスの用具の不足から考案されたらしい。硬式テニスそのものの歴史は諸説あるようだ。歴史の勉強をしていると、フランス革命の箇所がある。フランス革命では「テニスコートの誓い」というのもある。中学生ではここまでは詳しく勉強しない。フランス革命の頃には、テニスというスポーツの原型は整えられていたと考えていいようだ。今のテニスと当時のテニスはちょっと違うのだが。そういう小ネタをちょっと挟みながら授業を展開した。実際のところ、小ネタが大事なわけではない。こういう話は、もっと先につながってほしいのでするのだ。大学に進めば、好きなことを勉強できるようになる。テニス一つとっても、テニスの歴史、テニスの科学、テニスの文化比較など、分野はさまざまに勉強できる。自分の興味を引かれる方へどんどん進んでいけばいいのだ。中学生、高校生の勉強とは違い、自分にとっての勉強の位置づけが変わる。勉強の本当のおもしろさも見えてくると思うのだ。中学生や高校生が、今やっている勉強はつまらない、何の役に立つのかわからないというのは一理あるとは思う。しかし、勉強の本当のおもしろみや、勉強をどう役に立てていくのかは、それぞれが進んだ先に見えてくるものだ。逆に言えば、後になってから、自分のやってきたことがつながっていることが見えて、その意味が実感できるということだ。だから今は、今できることに集中するしかない。そして、話としては矛盾するような気もするが、教える側にいる人間は、今生徒たちがやっていることがどういう意味を持つようになるのか、彼ら、彼女たちの将来への窓となって世界を広げてあげられるようになるべきだろう。授業中の小ネタは、そんな気持ちがこもっているときもある。
- 明日は勉強しに来るかな?
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2011.11.22 Tuesday本日小5、中3。中3英語はprogram8に入った。まずは単語チェック。この単元が授業で扱う最後の単元となる。新出語句も、さすがに重要な、あるいは基本的な語句はもうほとんど出てこない。本文読解のためには勉強しておかなくてはならないので、それはそれでしっかりやっておく。明日は祝日で、授業もすべてお休みだが、自習に来たいというリクエストもあり、私もやらなければいけないことと三者面談があるため、午前中から自習OKということにした。私も仕事ありとはいえ、みっちり忙しいということでもないので、質問などはもりもり対応できるだろう。私以外のスタッフはお休みしますけどね。ん?ということは、すべての科目の質問に私が答えるということか?がんばります!
- 基本を馬鹿にしないで勉強するということ
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2011.11.21 Monday本日小6英語、中2。小6英語は否定文の勉強の続き。今日の練習問題は、以前に習った動詞を使って問題がつくられていた。小6英語に関しては、中学生ほどの徹底暗記は求めていないので答えられない生徒が多かった。毎回の簡単な単語テストは合格できても、その単語をあとあとまで覚えていないと使えないよねという話は以前もしてあった。今日は間違えたり忘れたりすることは誰にでもいつでもあることで、良くないのは問題を解いて間違えたら間違えっぱなしにしてしまうことだという話をした。つまりは覚え直しなどの復習をすることが重要だという話だ。特に宿題という形にはしなかったが、来週の授業で今日の復習ができている生徒がいるとうれしい。中2英語はいわゆる「as〜as」の文について。基本の形から否定文、否定文の書き換えまで一気に解説。比較級を使った文の解説の時からイメージ図を使って説明してきた。今日もそう。このイメージ図を使うことで今日のような書き換えパターンまでつなげて理解することができる。面倒くさがらずにこのイメージ図をメモしながら勉強してきた生徒たちは今日もスムーズに問題演習までいった。いっぽう、イメージ図をすっ飛ばしてやってきてしまった生徒たちは、問題演習をしても答えはあっているが、正確に理解しているかどうかはちょっと怪しい。基本の部分をすっ飛ばして勉強してしまったからだ。基本を理解するということは本質の理解への道筋を手に入れるということだ。簡単だから基本というのではない。基本を馬鹿にして結論や答えだけ求めている生徒が、ものを学ぶということに対して謙虚であることはない。結局、高いところや遠いところまでたどりつくことはできない。「○秒で答えが出ます!」「簡単に一発で答えを出せます!」普段からそんな勉強をしている生徒は不幸なのだ。基本を馬鹿にしないで勉強するということ。それは地道に理解を深めていくことでもある。ものを学び、謙虚に自分を高めていくことができるということでもある。基本を馬鹿にせずに勉強して、本質の理解への道筋を手に入れることができれば、ものを学ぶことの本当のおもしろさを自分で理解することもできる。繰り返すが、やさしいから、簡単だから基本というのではない。基本を学ぶということは、実は大変に厳しい道のりだ。だから岡島学習塾での勉強は、厳しくハードなのだ。
- 前に進む力を
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2011.11.20 Sunday今日は午後から岡部中対象の定期テスト対策理社演習会。午前中から勉強していた生徒もいて、なかなかがんばっている。授業自体は本庄先生と杉田先生にお任せして、私は中3の三者面談。今日は9件。今日の面談でほとんど全員が終了。あとは23日に2件残している。今年の面談で気になったのは、お家の方のお子さんに対する発言だ。「うちの子はできない」「この高校は無理」「もう伸びないでしょ」「もうあきらめて別の高校にしたらって言っているんですよ」「うちの子は本番に弱くて」謙遜ももちろんあるのだろう。しかし、となりにいる生徒本人は実に気まずそうな表情を浮かべていることが多い。これから残り100日程度。塾でも学校でも、きつい思いをして勉強して行く。そういうプレッシャーから逃れられる場所は、生徒にとっては自分の家となる。本来安心できる場所で、さらにきつい言葉、マイナスのイメージのつく言葉などを浴びせられれば生徒自身の気持ちに壁ができてしまう。伸びるものも伸びなくなってしまう。親としては励ましのつもりで言ったその一言が、もしかしたら我が子の成長にふたをする、あるいは成長の足を引っ張る一言になっているかもしれない。そういう可能性も考えて言葉がけをしてほしいなと思うのだ。無理にほめる必要もないし、変に気張って励ます必要もない。ただ、生徒が胸を張って前に進めるような一言を、そして生徒が自分の目標に向かって勇気を持って進めるような雰囲気作りをしてほしいと思っている。我が子の成長を見守り、そして心の底から我が子の成功を最後まで信じてあげられるのは、やっぱりお家の方が一番なのだ。学校の教師でも、塾の講師でもない。それは間違いのないことなのだから。