- もっときちんと土台を
-
2020.06.30 Tuesday
本日小学算国、中3。
中3英語はprogram4の本文解説の続き。
一文ごとに文法的に詳しく解説をしていく。
ただ、今年の中3は文法の土台が固まっていない生徒も多く、説明しても理解できたかどうかの反応が鈍い生徒もいる。
このあと控える夏期講習などを通じて土台を固めていく必要がある。
一文一文、なんとなく意味を取るのではなく、きちんと文法的に構造をとらえたうえで読めるようにしていかなければ、最終的に長文を読んで理解できるところまではたどり着かない。
永遠に「なんとなく」の世界で終わってしまう。
こちらとしてもきちんとした解説を続けて、生徒の理解を促していきたい。
中3数学は平方根の計算、前回の続きをひたすら繰り返す。
その間に宿題の質問やテスト対策で出しておいた確率の問題の質問にも答えて解説。
確率の質問はもうちょっと多く出るかなと思っていたが、それほど多くなかったのは良かったのか悪かったのか。
プリントの中身を見るとやはりもうちょっと質問してくれても良かったのかなとも感じる。
今回の定期テストでは確率の単元も含まれる学校がほとんどだ。
そういう意味でも土台を固めるための課題だったのだが…。
- 年の功というか何というか
-
2020.06.29 Monday
本日小6英語、中2、高校生。
小6英語は英単語の学習を進めている。1回1回で完全暗記までは負荷をかけていないのだが、読むことと書くことに慣れていくのが現段階での目的だ。
ペースをつかんできたら英文の読み書きにも取り組んでいくつもりだ。
中2英語はprogram5の文法解説。接続詞whenについて。
ここ数年、接続詞whenについては「節」という用語は使わないまでも、ことばのかたまりを意識して理解できるように指導している。
10代のころに英語を教え始めてから接続詞whenの指導がどうしても苦手だったのだが、年の功というか何というか、自分でもだいぶ納得できる教え方ができるようになってきたように思う。
自分は教える天才でもないので、全てをスーパーなレベルでこなせるわけでもなく、ただひたすら教え方を考え抜いて実践しての繰り返しでここまでやってきた。
自分の教え方にうぬぼれて、実はひどい教え方をしていたということにはなりたくない。
程度の低い教え方をしておいて、それを本格派の授業と勘違いしておいて、実のところ実績が上がったのは生徒たち(しかも上位の者だけ集客しておいて)に異常に猛烈に勉強をさせた結果でしかないとしたら滑稽以外のなにものでもない。
自らを省みることは、ほんとうに難しい。
こればかりは年の功を積んだからといってできるようになるとは言えない。
目が曇ったまま省みようと思っても、それがうぬぼれにつながるのであれば、何の意味もない。
逆に、省みることがただのあら探しになってしまっては、その先につながるものが生まれることはない。
- 中1も素因数分解、の巻
-
2020.06.27 Saturday
本日中1、高校生。
中1英語はprogram4の基本文テストを実施してからprogram5に入って単語チェック。
ぼちぼち音読を再開したいが、どのタイミングで再開するべきなのか悩んでいる。
学校でも音読はしているようようなので、そろそろ大丈夫なのかもしれないが…。
中1数学は、今日から方程式に入るつもりだったのだが、授業計画を確認していたら飛ばしてしまっている単元があったので、今日はその単元の学習とした。
素因数分解についての学習だ。いわゆる移行措置で中3から中1に降りてきた単元となる。本来は正負の数の学習の間に組み込むはずだったが、動画配信やらなんやらの最中ですっとばしてしまっていた(言い訳は良くないよ!)
まずは素数について解説、そして因数についての解説、さらに素因数分解の解説へと入る。
わりとスムーズに進んだが、ちょっと意外だったのが割り算のミスが目立ったことだ。
素因数分解をするときに、さかさ割り算で計算していくのだが、そこでのミスだ。こういう基本計算は今までミスが少ないクラスだったので意外に感じた。
逆さにやるのが初めてで慣れなかったのかもしれない。
次回も続きでやっておくことにする。
中1は今日から定期テスト対策がスタート。
毎回の課題に取り組んでいく。
テスト範囲表を持ってきた生徒がいたので見せてもらうと、想定していたよりも範囲が広い。
中1にとって初めての定期テストとしてはかなりきつい感じがする。
やるしかないといえばそうなのだが、きついものはきつい。
- 才能の差ではなく
-
2020.06.26 Friday
本日小学算国、中3、中2理社。
中3英語はprogram4の本文解説。ここから数回、本文解説が続く。
中3数学は平方根の計算、乗法公式を利用した計算。
乗法公式を最初に学習したときと同じように呪文を唱えながら計算していく。
呪文を唱えながら計算することが、ここで生きてくるのだ。
文字面だけの公式暗記では計算ミスしやすい。
呪文を唱えることで式や値の確認になってくるのでミスしにくくなる。
ただし、今日の様子を見るとまだまだトレーニングが必要のようだ。
こういう計算は才能の差で出来不出来が決まるのではない。原則をおさえたあとはとにかく繰り返すことが必要だ。
日曜講座でも鍛えておきたい。
勉強の出来不出来には、持って生まれた才能によって差が生まれるのは当然だ。
100メートルを走れば、10秒で走る者も20秒で走る者もいる。
全員が100メートルを10秒で走りきれる才能を持つことはない。
しかし、だからと言って走るのが遅い者は、走らなくていいということにはならないはずだ。走るのが遅くても、走るのが少しでも速くなるようにトレーニングをすることは否定されることはない。
勉強ができないからといって勉強しなくていいということにならないのも同じなのだ。そしてまた、勉強ができるからといって他の人間を見下すことがどれだけ愚かなことなのかも同様だ。
どんなレベルであっても勉強して少しでも成長するようになっていってほしい。
勉強することは誰にとってもひらかれている可能性の窓だ。
成長するにつれて閉じる窓も開く窓もある。
それでも、人は学び生きていく。
この塾はその一助となるべく存在していくのだ。
- 連立方程式を終えた、の巻
-
2020.06.25 Thursday
本日小学算国、中2、高校生。
中2英語はprogram5-1の文法解説。次回は5-2の文法解説の予定だ。
中2数学は連立方程式の文章題、いわゆる通過算の問題を扱った。
この問題を難問のように扱うのを聞いたことがあるのだが、うちの塾では易しめの問題として教えることが多い。
基本的な考え方を図に書いて表せれば、よほどひねりのきいた問題でなければスムーズに解けるようになる。
今日もほぼ全員がきちんと解けるようになっていた。
さて、これにて連立方程式の授業はひとまず終了。
この単元に入った頃は、動画による解説でのスタートだった。うまく乗り切れるかが心配だったのだが、どうやら何とかなりそうだ。
文章題に入っても、うまくいかないクラスで感じる停滞感もまったくなく、むしろここ数年ではいいほうに入る進み具合だった。
もちろん完全にマスターしたところまではたどり着いていないので、このあとも計算練習などには取り組んでいく。
次回からは一次関数に入ることになる。
- 抜き打ちはしない
-
2020.06.24 Wednesday
本日小学算国、中1、中3理社。
中1英語は本来、program4の基本文テストの予定だったのだが、前回の授業で予告しておくのを忘れていた。
授業進行を予想して準備してきてくれた生徒もいたのだが、予告無しの抜き打ちテストはしないというのがうちの塾の原則なので、次回の授業で基本文テストを実施することにした。
塾内の小テストであっても、きちんと準備して力をつけていくようにしてほしい。その習慣をつけるには抜き打ちテストでは無理がある。
テストはきちんと予告しておくし、慣れてくればだいたいどのタイミングでテストが行われるかも予測がつくようになる。
そういう意味では実施を予測して準備してきた生徒はOKなのだが、全員がそういう行動をとれるわけでもない。
授業のメインは前回の続きでprogram4の問題演習。
先週の記事でも書いたのだが、今日もこちらの目をぬすんで手を抜いている生徒が…。
さすがに放置しておくわけにはいかないので叱った。
まあ、授業配信の期間にも家で勉強をさぼっていた生徒だ。もう手を抜いたりさぼったりする癖がついてしまっているのだろう。
怒られなければ行動が修正できないようでは、なかなか成長が見込めない。
毎回の取り組みの中で自分を良い方向へコントロールできるようになっていくことが大事なのだ。
今のままでは自分で自分を苦しめることになってしまうのではないだろうか。
中1数学は文字の式のラスト。次回から方程式に入る。
- テストの日程がわからない…
-
2020.06.22 Monday
本日小6英語、中2、高校生。
中2英語はprogram5に入って単語チェックから。
普段の授業の進行に戻ってきた。
音読は控えているのでまだ完全にリズムが戻ったとは言えないが、そろそろ先に進めていかなければならない。
年間の授業計画の流れに乗せ直す。
次回は文法解説の予定。
中2数学は連立方程式の文章題、速さに関する問題を扱った。次回で連立方程式の単元を終わらせる予定だ。
中2クラスは今日から定期テスト対策を開始する。
定期テストの日程がわかっていない中学のほうが多いのが気にかかるが、それでもテストにむけてスタートを切らなければならない。
なんだろう、中学校というのは部活の予定はすぐに出すが、勉強の予定、それも評価としては重要な意味を持つ定期テストの予定はいつまでたっても公表しない。
どれだけ、生徒が勉強するということを軽視しているのかがわかる。
塾では7月中旬を想定してテスト対策を考えているが、その日程ならば、きちんと勉強して結果を出す生徒はすでに勉強を開始している時期だ。
それなのに学校は日程すら公表しない。
まあいいさ、とも言い難い。
塾生には今日から勉強を開始するということで課題を出し、話をした。
意外に思われるかもしれないが、私はいわゆる「モチベーショントーク」は苦手だ。というよりも抑制している。
教える側の人間が、教わる側の人間の心をコントロールするような振る舞いだけはしたくないのだ。そもそも実態のない「モチベーション」なるものを指導する者が口にすること自体、何とも時代遅れな話のように思えてならない。
岡島学習塾が大事にしているのは、生徒自身が自分をコントロールできるように自律することだ。
そしてそれは日々の指導の中で体現されるべきで、煽り立てるような言葉によってなされるべきではないと考えている。
- さっとさっと
-
2020.06.19 Friday
本日小学算国、中3、中2理社。
中3英語はprogram3の問題演習。次回からprogram4に入る。
中3数学は平方根の和と差。
簡約化や有理化をしてから加法・減法に持っていく。
ここのところ強調するのは、とにかくさっとできるようにすること。
さっとできるようにするためにも、平方根の計算では途中式は省けるところは省いていったほうがいい。
中1の頃から途中式はきちんと書くと言ってきたのは、ミスをしないためでもある。
逆に平方根のところでは、計算していくなかで局所的に簡約化したり有理化したりするので、すべて途中式に書き込んでしまうとかえってミスが増えてしまう。
ていねいにやることは大事だが、「バカ」がつくほどていねいにやるのも考えものだ。
平方根の扱いは繰り返しトレーニングして、省けるとことと書かなければならないところを自分のものにしてほしい。
次回も続きで。
記事とはあんまり関係なく…
- 食塩水の濃度の問題、の巻
-
2020.06.18 Thursday
本日小学算国、中2、高校生。
中2英語はprogram4の単語テストを実施して、ここまででテストの連続はひと区切り。
次回はprogram5に入って授業を進めていく。
中2数学は連立方程式の文章題で、食塩水の濃度の問題について扱った。
食塩水の問題は昔から難しい問題の1つに挙げられることが多い。
そのせいもあって、「答がすぐに出る」「方程式なんか使わなくても簡単に解ける」というような宣伝文句が踊るときもある。
中学受験などでは方程式を使わずに解くのが普通だし、ぱっと答えが出るような問題も確かにある。
ただ、ここでは連立方程式で解くことが要求されていて、その筋に沿って問題を整理し立式することがテーマとなる箇所だ。
その本筋を見落として、答えが出ればいいような指導はしない。
食塩水の濃度の問題は割合の問題と同じだから、前回と同じように表を書いて解くやり方も当然有りだ。
一方で、濃度の問題は理科でも出てくる。このときに割合の問題と同じだから表を書けばよいと考えて解くことのできる生徒は少ないのも事実だ。
だから、食塩水の濃度の問題は絵を描いて求める方法を教えておくようにしている。
私が中学生の頃から岡島学習塾の生徒に伝わるシンプルかつオーソドックスな解き方だ。すっと立式できる。
これで気負わず濃度の問題を解くことができる場合が多いはずだが、今年はなぜか絵を描くときに手を抜いてしまってきちんと絵を描かない生徒が数名いた。
こういう基本的なことを小馬鹿にしてすっ飛ばす癖がついているのは非常に良くない。
基本的なことを繰り返して身につけるべき時に手を抜いたりごまかしたりすると、結局その場は取り繕うことができても力がついているわけではないので、最終的には易しい問題すらも解けなくなる。
そのあたりの話にも時間を割いたが、さて、そのメッセージが伝わっているのかどうか。伝わってほしい生徒ほど、こうした話を聞いていないもので悩ましい。
- 「ふり」をしない
-
2020.06.17 Wednesday
本日小学算国、中1、中3理社。
中1英語はprogram3の基本文テストを実施した。
今回は暗記した英文を書くスピードも速く、正確さもだいぶ増した。
1回1回、少しずつでも良くなっていくのがこのクラスの長所となってくれると良い。
次回はprogram4の単語テストの予定。
テストのあとは問題演習を進めていく。数学も今日はひたすら計算トレーニングとした。
そうなると私が喋る時間はほとんどなく、生徒たちも黙々と問題を解き続ける。今日は質問もほとんどなかった。
中1クラスの生徒にとっては、これまでの授業で一番長い問題演習時間となったはずだ。
ほぼ全員が集中して取り組めるようになっているのは成長の証のひとつだろう。
ただ、気になったのは勉強している「ふり」をしている生徒がいたことだ。
私が後ろを向いていたり別の作業をしたりして視線を外していると、問題を解くのをさぼる。視線を外していなくても、実はほとんど進まず、私の顔色をうかがいながら同じようなところを書いたり消したりしている。
こうした生徒は叱られないようにするための勉強しかしてこなかったのかもしれない。
だから間違っているところを見せるのを嫌がる。手で隠していることが多い。
「ふり」で勉強ができるようにはならない。
「ふり」をするということは自分の中身を磨く行動をとっているわけではなく、他の人にどう見られているか、勉強しているように見えているかどうかを気にしているということでもある。
他人の目線の中で自分の行動を決めるのではなく、自分自身のやるべきことに集中する中で自分の行動が定まることが本来は大切なはずだ。